NBOXは買ってはいけない?壊れやすい箇所や後悔しない為の中古車選びの注意点

この記事では、多くのユーザーから高い評価を受けている代表的な軽自動車であるホンダのN-BOXについて、長所だけでなく欠点も含めた解説を行っています。

中古車を選ぶ際の注意点についても解説しますので、N-BOXの購入を検討している方の参考になれば幸いです。

【公式】ホンダ:N-BOX

NBOXは買ってはいけないのか？-

ホンダN-BOXの特徴と魅力

ホンダN-BOXは、その名の通り「ボックス」型のデザインを持つ軽自動車であり、都市部での利用を主眼に置いた設計がなされています。

そのコンパクトなボディながら、室内空間は広く、快適な移動を実現しています。

N-BOXの長所や魅力-売れてる理由-

N-BOXの長所やメリット、売れている理由について以下のポイントが挙げられます。

N-BOXで車中泊は可能？

N-BOXは、コンパクトな車体ながら広い車内が特徴で、車内の高さは1,400mmあり、大柄の人でも座ったときに頭が天井に付く心配はありません。

また、後部座席にゆとりがあり、身長が180cm近い人が足を組んで座っても、前の座席に足があたることはないとされています。

後部座席をチップアップすれば、荷物の収納スペースとして使うこともできます。これらの特徴から、N-BOXは車中泊にも適していると考えられます。

また、N-BOXは、安全運転支援システム「Honda SENSING」を全車に標準装備しており、衝突軽減ブレーキ、渋滞追従機能などが含まれます。

これにより、長距離ドライブや車中泊時の移動でも安心して運転を行うことができます。

さらに、N-BOXの内装は、シートの素材の質感や触り心地にこだわりがあり、長時間の運転でも座り心地の良さが続きます。

また、一部のモデルには、空気浄化や脱臭、美肌効果などが得られるプラズマクラスターをエアコンに搭載しています。

これらの機能により、車中泊時でも快適に過ごすことができるでしょう。

ただし、N-BOXは非常に人気のある車種で、多くの人が所有しているため、個性や特別感、優越感を求める人には向かないかもしれません。

N-BOXに乗ってがっかりした瞬間・買ってから後悔した理由

後悔したユーザーの声の代表的なものは以下です。

N-BOXのエンジン音の大きさについての不満

ホンダN-BOXは、軽自動車として初めてVTECエンジンを搭載しています。

このエンジンは、低回転域でのトルクと高回転でのパワーの両立を可能にし、街乗りでもパワー不足を感じることが少ないとされています。

しかし、一部のユーザーからは、エンジン音が大きいとの意見が寄せられています。

特に、加速時に「ガクッと」したショックを感じるユーザーがいることが、運転の快適性を損なう要因となっています。

また、2代目N-BOXの新開発エンジンは、低回転トルクが太くなるロングストローク化され、自然気気エンジン車にはホンダのバルブコントロール機構「VTEC」を搭載しています。

これにより、高回転域での伸びが増し、加速の力強さが増しています。

しかし、これがエンジン音の大きさに影響している可能性も考えられます。

これらの情報から、N-BOXのエンジン音の大きさは、エンジンの特性や構造に起因する可能性が高いと考えられます。

N-BOXのサスペンションの硬さについての不満

ホンダN-BOXは、多くのユーザーから高い評価を受けている軽自動車ですが、一部のユーザーからはサスペンションの硬さについての不満が報告されています。

サスペンションの硬さは、車の乗り心地に大きな影響を与える要因の一つです。特に、長距離の運転や悪路での走行時に、サスペンションの硬さが体に与える影響は大きいです。

N-BOXのサスペンションは、前輪がマクファーソン式[トーション・バー式スタビライザー付]、後輪が車軸式となっています。

これは、一般的な軽自動車のサスペンション構造と同様です。しかし、一部のユーザーは、このサスペンション構造が硬すぎると感じ、長距離運転時に体が疲れやすいと述べています。

また、サスペンションの硬さは、車の重量やタイヤのサイズ、エンジンの性能などとも関連しています。

N-BOXの車両重量は950kg、タイヤサイズは155/65R14 75S、エンジンは直列3気筒 DOHC、排気量658cc、最大出力58ps(43kW)/7,300rpm、最大トルク6.6kgf-m(65N･m)/4700rpmとなっています。

これらの車両スペックから、N-BOXのサスペンションの硬さは、車の重量やタイヤのサイズ、エンジンの性能に適した設計となっていると考えられます。

しかし、ユーザーの運転スタイルや道路状況、体調などによっては、サスペンションの硬さが不快に感じることもあるでしょう。

これらの情報から、N-BOXのサスペンションの硬さは、車両スペックや運転状況によって異なる評価がされる可能性があると考えられます。

N-BOXの発進時のガクガク問題

N-BOXの発進時のガクガク問題は、一部のユーザーが経験しているようで、特に低速で走行している際にガクガクとショックが出ることが報告されています。

この問題は、EGRバルブの不具合が原因である可能性が高いとされています。

※EGRバルブの交換作業は、約22,000円で、作業時間は約20分とされています。

また、この問題は、N-VANとN-BOXのオーナーにとって参考になる情報であるとされています。

特に、加速時にショックを感じる、初速時にエンストを伴う、30km/h程度で走行時にノッキングを起こす、ECOモードOFFで一時的に症状が回復する、などの症状がある場合、EGRバルブの不具合が原因である可能性が考えられます。

この問題は、走行距離が10万キロ程度に達した際に発症する可能性があるとされています。

また、N-VANとN-BOXは構造的にほぼ同じであるため、経年、過走行時に再現する可能性があるとされています。

このように、N-BOXの発進時のガクガク問題は、EGRバルブの不具合が原因である可能性が高く、特に走行距離が10万キロ程度に達した場合に注意が必要です。

N-BOXの燃費の悪さ

N-BOXの燃費の悪さは、複数の要因に起因しています。

まず、N-BOXの車両重量が重いことが一因です。ミライースは670kg、アルトは680kg、一方でN-BOXは890〜1,020kgと、軽自動車の中でも"ヘビー級"に該当します。

重たいボディを走らせるには多くのパワーが必要で、その結果、N-BOXは多くの燃料を消費せざるを得ないのです。

また、N-BOXのカタログ燃費(WLTC モード)は、自然気気モデルで21.2km/L、ターボモデルで20.2km/Lです。

これはFFの数値で、4WDを選ぶと20.0/Lを切って19.0km/L台になります。

これはすべてカタログ値で、実燃費は1〜2割ほど下がると考えられます。

他の軽自動車の燃費と比較すると、ミライースは25.0km/L、アルトは25.2km/L、アルトHYBRIDは27.7km/Lと、いずれもN-BOXの燃費を大きく上回っています。

さらに、N-BOXの走行燃費は、FF（前輪駆動）で21.2km/L、4WD（四輪駆動）で19.8km/Lと低燃費ですが、同じくHondaのファミリーカーであるステップワゴンのガソリン車の燃費は13.9km/Lと、N-BOXと比較しても差があります。

このように、N-BOXの燃費の悪さは、車両重量の重さ、他の軽自動車との比較、そして他のHondaのファミリーカーとの比較においても、明らかになっています。

N-BOXの壊れやすい部分とは

N-BOXは一般的に頑丈な車とされていますが、いくつかの壊れやすい部分が報告されています。以下は、N-BOXの一般的な故障事例です。

これらの部分は、特にメンテナンスを怠らないよう注意が必要です。また、これらの不具合は年数と共に起こりやすくなるタイプのものなので、販売年数が長くなってきた今、これらの不具合が増える可能性があります。

以上、これらがN-BOXの潜在的なデメリット、短所になります。

これからはN-BOXのスペック・グレードについてまとめます。

N-BOXとN-BOXカスタムの違い

N-BOXとN-BOXカスタムは、ホンダが販売している軽自動車で、いずれも非常に人気がありますが、いくつかの違いがあります。

これらの違いから、N-BOXは、シンプルで実用的な車を求めるユーザーに向いています。一方、N-BOXカスタムは、スポーティなデザインや、高性能なエンジン、豊富な装備を求めるユーザーに向いています。

N-BOXのグレードと価格

N-BOXは、いくつかのグレードがあり、価格もそれぞれ異なります。

例えば、最も安いグレードの「G」は、1,448,700 円から、特別仕様車「STYLE+BLACK」は、2,057,000 円からとなっています。

これらの価格は、オプションやカラーによって変動しますので、正確な価格はディーラーでしっかりと確認してください。

N-BOXのグレードには以下のような特徴があります。

また、N-BOXカスタムモデルもあり、以下のグレードがあります。

各グレードには、それぞれ特徴があり、自身に必要な装備に合わせて選ぶことが推奨されます。

NBOXは買ってはいけない？購入前に知っておきたいこと

上記ではN-BOXの欠点やデメリットなどをご紹介しましたが、決しておすすめできない車ではありません。

以下、購入検討材料にすべき情報をまとめます。

N-BOXの燃費性能(ノーマルグレードとターボと比較)

N-BOXの燃費性能は、グレードと駆動方式によって異なります。

カタログ燃費（WLTCモード）では、2WDの場合、GとLグレードが21.2km/L、LターボEXとEXターボが20.2km/L、4WDの場合、GとLグレードが19.8km/L、LターボEXとEXターボが19.0km/Lです。

また、実燃費では、NA FFモデルが16.98km/L、NA 4WDモデルが14.96km/L、ターボFFモデルが15.62km/L、ターボ4WDモデルが14.58km/Lとなっています。

N-BOXは、i-VTECエンジンとターボエンジンの2種類のエンジンが採用されており、力強い走りと低燃費性能を両立しています。

アイドリングストップシステム、ECONスイッチ、アンビエントメーターなどの環境性能が搭載されており、ロングストロークエンジンで低燃費を実現しています。

なお、ターボ搭載車やN-BOXカスタムの燃費が少し劣る可能性がありますが、維持費に大きな影響は考えにくいでしょう。

以上の情報を参考に、ご自身の運転状況や必要な性能を考慮して、最適なグレードを選ぶようにしましょう。

N-BOXの走行距離と車の寿命

N-BOXの走行距離と車の寿命は、メンテナンスの状態や運転方法によって大きく影響されます。

一般的に、車の走行距離が多いほど、車の部品の摩耗が進み、車の寿命が短くなる傾向にあります。

しかし、N-BOXは、定期的なメンテナンスを行い、適切な運転方法を実践していれば、走行距離が多くても、長く乗ることが可能です。

特に、エンジンオイルの交換、エアフィルターの交換、ブレーキフルードの交換、タイヤの交換、ベルトの交換などの基本的なメンテナンスを定期的に行うことで、エンジンの性能を維持し、車の寿命を延ばすことができます。

また、運転方法も車の寿命に影響を与えます。急なアクセルやブレーキ、高速での運転、重い荷物を積載するなどの運転方法は、車の部品に負担をかけ、寿命を短くする可能性があります。

N-BOXは、コンパクトカーとして、街中での運転に適しています。適切な運転方法を実践し、定期的なメンテナンスを行うことで、N-BOXの走行距離が多くても、長く乗ることが可能です。

以上のことを考慮し、N-BOXの走行距離と車の寿命を考える際に、適切なメンテナンスと運転方法を実践することが大切です。

N-BOXのターボエンジンの寿命

N-BOXのターボエンジンの寿命は、その使用方法やメンテナンス状態に大きく依存します。

ターボエンジンは、通常の自然吸気エンジンに比べて、高い出力を得るためにターボチャージャーを使用しています。これにより、エンジンは高い圧力と温度にさらされ、エンジンの部品に大きな負担がかかります。

特に、ターボチャージャーの過給圧が高くなると、エンジン内部の部品にかかる負荷が増加し、エンジンの寿命が短くなる可能性があります。

また、ターボエンジンは、エンジンオイルの劣化が進むため、定期的なオイル交換が必要です。

N-BOXのターボエンジン搭載モデルでは、エンジンオイルの交換間隔を短くすること、エンジンの冷却システムを適切にメンテナンスすること、ターボチャージャーの過給圧を適切な範囲に保つことが、エンジンの寿命を延ばすポイントとなります。

また、エンジンの運転方法も寿命に影響を与えます。アイドリング時にターボチャージャーの回転数が落ち着くまで待つ、高回転での運転を避ける、などの運転方法が、エンジンの寿命を延ばす助けになります。

以上のことを考慮し、定期的なメンテナンスと適切な運転方法を実践することで、N-BOXのターボエンジンの寿命を延ばすことができます。

N-BOXの中古車を購入する際のポイント 注意点

N-BOXの中古車を購入する際には、いくつかの重要なポイントに注意する必要があります。

N-BOXの壊れやすい部分についても考慮にいれる

また、上記でも解説しましたが、N-BOXには特有の壊れやすい箇所があると言われてりますので、中古車を購入する際は、以下の箇所にも十分気を配って車両選びを行いましょう。

これらの故障事例は、N-BOXのユーザーから報告されたもので、特に頻発しているわけではありませんが、注意が必要です。

また、中古のN-BOXを購入する際は、走行距離が80,000km〜100,000kmに達する中古車は避けたほうが良いでしょう。

このぐらいになってくると高額修理の必要な部品も出てきますので、車自体の価格は安いですが修理費などが大変になる場合が多いです。

N-BOXのヘッドライトに関する不具合も、Twitterなどで結構見られるもののようです。

以上のポイントを考慮し、定期的なメンテナンスと、必要に応じた部品の交換を行うことで、N-BOXの寿命を延ばすことができます。

以上のポイントを確認し、必要に応じて専門家に相談することで、N-BOXの中古車を購入する際のリスクを減らすことができます。

10年落ちのN-BOX中古車の評価と気をつけたい点

N-BOXの10年落ちの中古車は、新車時に比べて価格が大幅に下がっており、狙い目ではありますが、その分、車の状態が悪くなる可能性があります。

そのため、購入する際には、車の状態をしっかりと確認し、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。

以下、特に考慮するべきポイントです。

以上、この記事では、N-BOXの10年落ちの中古車の評価について、価格の下落、車の状態、メンテナンス履歴、専門家の意見など、購入する際の注意点について解説しました。

N-BOXは、多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。そのため、購入を検討している方は、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。

また、中古車を購入する際には、車の状態やメンテナンス履歴をしっかりと確認し、必要に応じて専門家に相談することをおすすめします。

N-BOXの非公開在庫を調べる方法

NBOXは買ってはいけないと言われている理由＆購入注意点等についての総括

以上のポイントを考慮し、必要に応じて専門家に相談することがおすすめです。