工事不可のNURO光を諦め楽天ひかりに申し込んで回線速度の実測値を調べてみた。
光コンセントが完備されていない引越し先のマンションでNURO光を申し込むも配管の詰まりにより工事不可・・・
NURO光でVDSLマンション配管利用OK穴あけ工事NGで断念し楽天ひかりを選択した話
数ヶ月前に引っ越しをすることになってNURO光の工事を申し込んだ話の続きです。 もう一度おさらいすると、下り最大2Gbps(理論値)という高速インターネットに憧れ引っ越しと同時に導入を考えていたNUR ...
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結局NTTフレッツ光網利用のプロバイダーに申し込むことになり、損をしたくない&後で後悔したくないが為に、自身が利用できるプロバイダーをリストアップし、一つ一つ利用できるオプションや導入後、特典やキャッシュバックの内容などを調べ上げ比較した結果
筆者の場合、楽天ひかりがダントツにお得でコストパフォーマンスが高いということが判明したので、楽天モバイル(新規)と共に早速申し込みました。
そして、無事契約も完了し工事日(サービス提供開始日)を待つことになりました。
NTTフレッツ光回線を利用する為、物理的な工事はなしなのが嬉しいですね!
それに伴い、開通日までにWi-fiルーターと共にLANケーブル、モジュラーケーブルなども新調しました。
無事、楽天ひかり開通!!新調したWi-fiルーターを設定し実測値を計測!!
そして待つこと一ヶ月ほどでしょうか、無事開通日を迎えました。
尚、引っ越ししたてということもあり、開通日までのネット環境は携帯のキャリア通信とWifiレンタルどっとこむを利用してしのいでいました。
電話回線からモデムへの接続、モデムからWi-fiルーターへの接続だけは既に済ませておいたので、開通時刻になった同時に新しいルーターのセッティングを行いました。
そして無事、我が家にもインターネットが開通!!
で、いきなり結果からご紹介すると・・・・
Wi-fi無線(5Ghz接続)であってもVDSL回線の上限である
上り:~100Mbps 下り:~100Mbps
という理論値をほぼ限界まで使い切った回線速度!!(有線LAN接続だと下り90Mbps台をキープ)
尚、開通日以降数日間、一日時間帯を分けて、10回ほど計測しても顕著な速度落ちは見られず。
インターネットユーザーが多くなり混雑する夜の時間帯(20時~深夜1時くらい)であっても、上り、下り共に90Mbps前後の速度!!
引っ越し前の物件ではNTTフレッツ光でLAN方式でソフトバンク光を利用していたのですがIPv4での利用ということもあり、特に夜の混雑する時間帯に速度が遅くなる現象はストレスを抱えていました。
いくら光であっても、IPv4だとプロバイダの混雑やサーバーへの負荷が高くなる夜の時間帯の速度落ちは避けられないようですね・・・
VDSL回線であっても引っ越し前の環境よりもサクサク快適になりひとまず大満足の選択となりました。
VDSL回線でのIPv6接続でここまで速度が出ているのですから、光配線方式で楽天ひかりを利用している方はかなり満足いく速度の恩恵を受けていることでしょう!!
本当は光配線方式の光ファイバー経由のIPV6対応プロバイダーやNURO光を導入したかったのが本音ではありますが物理的に解決できないことですので潔く納得することにしました。
さてこここからは、楽天ひかりで、理論値限界まで回線速度を引き出す為に個人的にやった事をご紹介して終わりたいと思います。
VDSL回線の楽天ひかりのネット速度をアップさせる為に工夫したことまとめ
Wi-fiルーターの設定は後日別記事にまとめたいと思いますので、それ以外に気を使ったことのご紹介です。
まず速度アップのボトルネックになる可能性のある
①モジュラーケーブル(電話線からモデムに使用するケーブル)
②LANケーブル
③モデム・ルーター類をまとめる電源タップ
を他社製のものに変えました。
これは持論で気休めかもしれませんが、個人的に何事でも品質アップ実現にはコツコツ小さなことの積み重ねが重要と考えています。
特に、一般的にデジタルケーブルは短ければ短い程、通信過程でデータの欠損がしにくくなり良いとされています。
付属するケーブルはもちろん使えなくはないですが、品質に難ありだったり必要以上の長さだったりするので、配線の取り回しがしやすい長さの専用ケーブルを購入しました。
まず、今回導入して大満足だったルーターはこちら。
楽天ひかりでも公式にサポートしているTP-LinkのArcher A2600です。
①モジュラーケーブル(電話線からモデムに接続するケーブル)は極力短いものを!!
モジュラーケブルはプロバイダーと契約すると送られてくるNTTのモデム(VDSL回線専用)と電話線を繋ぐケーブルです。
電話線→モジュラーケブル20cm→モデム
これは極力短い方が良いので20cmのこちらのものを導入しました。
②LANケーブルは一般家庭利用でコスパが一番高いCAT6a!!
現在、LANケーブルはカテゴリー8(CAT8)が最新ですが、40Gbpsの通信速度に対応した機器を購入しなければ性能を最大限に発揮できないなど、一般家庭ではオーバースペックで意味のないカテゴリーです。
同じくカテゴリー7(CAT7)も主に業務用で使用されるカテゴリーですので、筆者の場合、コストパフォーマンスを重視しCAT6aのケーブルで全て統一することにしました。
尚、CAT6aはCAT6よりも長い距離での通信が可能で、通信速度がCAT6の10倍の10Gbpsの通信が可能となっており、現在一番コストパフォーマンスが高いカテゴリー規格とされています。
LANケーブルの太さには「スタンダード」「スリム」「フラット」の3種類が存在しますが、一番太い導線を使用していて、電気的特性(直流抵抗値と周波数特性)に一番優れ、ノイズに強い「スタンダード」のものを採用し、全てCAT6aに統一しました。
尚、モデム→ルーターに接続するLANケーブルは以下の一番短いCAT6aの0.2m(20cm)のものを使用しました。
筆者の接続をまとめますと以下のようになります。
電話線→モジュラーケブル20cm→モデム→CAT6aLANケーブル20cm→ルーター(Archer A2600)→CAT6aLANケーブル(PC有線接続)
③モデム、ルーター等の電源アダプターを接続する電源タップをより安定するものに!
これは筆者にこだわりなので気にしない方は無視しても構わないと思っています。
個人的に電源タップもある程度の品質のものを使用したい派なので
雷ガード/一括スイッチ/抜け止め機能(何かの拍子でアダプターが抜けることの防止目的)のあるこちらのものを導入しました。
以上、筆者の場合、これらのケーブル周りの見直しをすることにより、理論値に近いネット回線速度を手に入れることができました。
楽天ひかり以外でも、同じようにVDSL回線で速度アップを図りたいと思っている方は参考にしていただけますと幸いです。